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ぴこさんの小説家からの贈り物
小説好きによる、小説家のための、小説紹介ブログ

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ぴこさん

Author:ぴこさん
IT企業に勤める傍ら、もくもくと小説を読んでおります。

心が温まったり、せつなくなったり、
いとおしくなったり。

そんな心の中に春夏秋冬をくれる、
小説を一冊でも多くご紹介できれば
なぁ。と思っています。



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【 ヒューマン小説 】                                                 カツアゲしにきたチンピラをぶっ飛ばした気分になれる小説

石田衣良 著 『灰色のピーターパン(池袋ウエストゲートパーク6)』
灰色のピーターパン池袋ウエストゲートパーク〈6〉』 著者;石田衣良


わたくしぴこは、


かわいいものにめっぽい弱い特性があります。


そんなわたくし、ある日書店を歩いていて


出会ってしまいました。


ピーターパンに。


そりゃもうレジにでピっていって買っちゃいますよね。


で、はじめて読みました。IWGP(池袋ウエストゲートパーク)


読み進めていて思い出しましたね~。


昔カツアゲされたときのこと(涙)


人生に二度カツアゲされたことがあるのですが、


一度目は、しぶっているとアネゴ風の人に助けられ、

二度目は、本当にお金がなくって、お札がありません!って言って財布をみせたら
普通に返してもらえました。(カツアゲ君どんまい!)


無事だったらものの、でもなんというかやるせなさみたいなのがのこりますよね。
あれは。


いや~ぶっとばした~い!ってほどではないんですけど、
こらしめてやりた~いって思っちゃうわけです。

そんなのいいことじゃないよ~!って10代の若さで思ったりして。


この小説は、そんなやるせなさを痛快にこらしめてくれます。


ものすごい憤りがあったり、ものすごいド悪があるわけではないのですが、
わたくしが感じたような、小さな規模の憤りをふっとばしてくれるわけです。


読み終わった後は、けっこうすっきりして、良い眠りにつくことができました。
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★読み進め安さ               ☆☆☆☆☆
★男性へのオススメ度           ☆☆☆☆
★女性へのオススメ度           ☆☆☆☆
☆現代社会を生きる大人のみなさまへ  ☆☆☆☆☆

◆できればこんな方に読んでほしい

  ・人生の中で1回でもカツアゲを経験したことのある方
  ・池袋在住の高校生の方々
  ・ストレスを抱えて、コンビニで「ギャバ」というチョコレートを食べたことのある方

灰色のピーターパン池袋ウエストゲートパーク〈6〉』 著者;石田衣良
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<以下アマゾンより引用>
内容(「BOOK」データベースより)
池袋は安全で清潔なネバーランドってわけじゃない。盗撮画像を売りさばく小学5年生が、マコトにSOSを発してきた。“まだ人を殺してない人殺し”マッドドッグ相手にマコトの打つ手は?街のトラブルシューターの面目躍如たる表題作など4篇を収録したIWGPシリーズ第6弾。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
石田 衣良
1960年、東京生まれ。成蹊大学経学部卒業。広告制作会社を経てフリーランスのコピーライターに。97年、「池袋ウエストゲートパーク」で第36回オール讀物推理小説新人賞を受賞。受賞作に続篇3篇を加えた『池袋ウエストゲートパーク』(文春文庫)でデビュー。03年、『4TEEN』(新潮文庫)で第129回直木賞を受賞。ジャンルを横断し、精力的な創作活動を展開している。近著に『眠れぬ真珠』(新潮社/第13回島清恋愛文学賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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【 ヒューマン小説 】                                                    帰りたくても二度と帰れない。素晴らしい時間を思い出させてくれる小説

伊坂幸太郎 著 『砂漠』
砂漠』 著者:伊坂幸太郎 (Jノベル・コレクション)


何度も思ったことがあります。


大学時代のあの頃に戻りたい。


それは、いま思い返すと


どうしようもなく胸を締め付けられて、でもそれでいて
胸の中を温かなものでいっぱいにしてくれる記憶。


素晴らしい親友との出会い。


泣き、笑い、怒り、悲しみ、喜び。


たくさんの素晴らしいものが4年間という短い時間におさまりきらないくらい
ありました。


あのときの若さと突っ走りやすさと脳みそのなさゆえに生まれた
泣きたくなる様な輝かしい時間。


一度しかないからこその輝く時間を


思い出させてくれる。


そんな小説です。


ワタクシ


大好きです。


この小説も。


大学時代も。




そしてそのときに出会った大切な人たちも。

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★読み進め安さ       ☆☆☆☆☆
★男性へのオススメ度   ☆☆☆☆☆
★女性へのオススメ度   ☆☆☆☆

◆できればこんな方に読んでほしい

  ・高校3年生でもう受験に受かった方
  ・大学一年生で「大学ってつまんないな~」と思った方
  ・定年退職をした、お父さん、お母さん。

砂漠』 著者:伊坂幸太郎 (Jノベル・コレクション)
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<以下アマゾンより引用>
内容紹介
入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン……。学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という“砂漠”に囲まれた“オアシス”で、超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく──。進化し続ける人気作家が生み出した、青春小説の新たなスタンダード!

内容(「BOOK」データベースより)
入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン…。学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という“砂漠”に囲まれた“オアシス”で超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく―。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
伊坂 幸太郎
1971年千葉県生まれ。95年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュポンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。08年には『ゴールデンスランバー』で本屋大賞山本周五郎をダブル受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)





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【 ヒューマン小説 】大家族は日本の宝なのです!と思う小説

小路 幸也 著 『東京バンドワゴン』
東京バンドワゴン』 著者:小路 幸也 (集英社文庫)


はい、みなさん~いいですか~。


まず、この小説をお読みになるまえに、
温かいお茶とおせんべいを用意して、縁側があれば、縁側に。

縁側がなければベランダに。

ベランダがなければ・・・


じゃあトイレに(笑)


とまぁ落ち着くところへおいきください。


そこでまず1ページペラっとめくっていただければ、
そこからもうすでに大家族の世界が広がっています。


おじいちゃんがいて、おばあちゃんがいて、父親がいて
孫もいて、ひ孫もいて、お嫁さんたちもいて、
ワイワイワイワイ。ワイワイワイ。


何かあったら、みんなが集まる。


ワイワイワイワイ。


思わず涙がぽろりとでるほどの、
日常の幸せがそこにあります。


家族って本当にいいよね。


大好きなひとたちとゴハンを一緒にたべられるだけでも
実はすごく心が温まるんですよね。


家族って本当にこの名前の通り
人生という道をいくワゴンみたいなものなんだと思いました。


ここにでてくる家族も、もちろん私の家族も本当に大好きです。
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★読み進め安さ      ☆☆☆☆☆
★男性へのオススメ度  ☆☆☆☆
★女性へのオススメ度  ☆☆☆☆☆

◆できればこんな方に読んでほしい

  ・最近結婚しましたよ! という方
  ・親兄弟と最近離れ離れに暮らしている方
  ・これからカフェを開きます!という方

東京バンドワゴン』 著者:小路 幸也 (集英社文庫)
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<以下アマゾンより引用>
出版社 / 著者からの内容紹介
明るく、楽しく、懐かしく。平成下町大家族小説
東京下町で古書店を営む堀田さん家は、今は珍しき8人の大家族。それも各自各様の超個性派ばかり。ご近所の不思議な人々が加わり、日々事件が巻き起こる。今日は一体何が始まる? (解説/百々典孝)

内容(「BOOK」データベースより)
東京、下町の古本屋「東京バンドワゴン」。この老舗を営む堀田家は今は珍しき8人の大家族。60歳にして金髪、伝説のロッカー我南人。画家で未婚の母、藍子。年中違う女性が家に押しかける美男子、青。さらにご近所の日本大好きイギリス人、何かワケありの小学生までひと癖もふた癖もある面々が一つ屋根の下、泣いて笑って朝から晩まで大騒ぎ。日本中が待っていた歴史的ホームドラマの決定版、ここに誕生。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
小路 幸也
北海道生まれ。広告制作会社退社後、執筆活動へ。『空を見あげる古い歌を口ずさむ』で第29回メフィスト賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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【 ヒューマン小説 】                                            毅然とした日本女性の姿にどうしようもなく惹かれる小説

さだまさし 著 『眉山』
眉山 』 著者:さだまさし(幻冬舎文庫)

日本の女性は美しい。

資生堂のツバキのようなコメントですが、
この小説からはそのことが心に染み渡りました。


見た目とか外見的なところだけでなく、
その生き方、恋の貫き方、自分の芯をもった、その背筋の伸びた姿に
本当の美しさを垣間見た気がします。


この小説では本当にそのことが一番鮮明に心に届いたのですが、
それだけでなく、心のきれいさとともに、情景の美しさが目に
浮んだ小説でした。


女性の方一度は読んでみてください。
とても美しく、素敵な女性が小説の中に立っています。
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★読み進め安さ      ☆☆☆☆
★男性へのオススメ度  ☆☆☆
★女性へのオススメ度  ☆☆☆☆☆☆(おまけ1プラス!)

◆できればこんな方に読んでほしい

  ・女性の方(今回はもう全員です!ぜひ!)
  ・小料理屋の女将になってみたいなぁと思ったことのある方
  ・猫背で猫背でどうしようもないよ~ という方

眉山 』 著者:さだまさし(幻冬舎文庫)
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<以下アマゾンより引用>
内容(「BOOK」データベースより)
東京で働く咲子は、故郷の徳島で一人暮らす母が末期癌で数ヶ月の命と告知される。徳島に滞在し、母を看取ろうと決心した矢先、咲子は母が自分に黙って「献体」を申し込んでいたことを知る。それはなぜなのか?やがて咲子は、まだ会ったことのない父の存在と、母の想いに辿り着く―。毅然と生きてきた女性の切なく苦しい愛が胸をうつ長篇小説。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
さだ まさし
1952年長崎市生まれ。國學院大学中退後、72年に「グレープ」を結成、「精霊流し」「無縁坂」などが大ヒットする。グレープを解散後、シングル「線香花火」でソロデビュー。2001年、初小説『精霊流し』がベストセラーになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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【 ヒューマン小説 】                                                        子どもの純粋さに惹かれてブランコに乗りたくなる小説

いしいしんじ 著 『ぶらんこ乗り 』
 『ぶらんこ乗り 』 著者:いしいしんじ(新潮文庫)


子どもは本当に純粋なんだと思います。


純粋だからこそ、とっても素敵なこともあるし、時に残酷に見えることもある。


それは、たぶん大人からの目線で見ているからなのかもしれないですね。


でも私はそんな、子どもの何にも捉われてなくて、何にも縛られていない
ピュアさが大好きです。


なんというか、大人がわざわざ理由を並べて言葉を伝えようとするのに
子どもはそれをすっとばして、真っ直ぐ心に届きます。


あまりにも真っ直ぐすぎて、大人にはキャッチできなかったりしますが、
それはそれで、大人がんばるぞ!っていう気にさせられます。


この小説からも、そんな子どものピュアさがどんどんでてきます。


真っ直ぐな目に射抜かれたように、ときに戸惑うようなこともありますし、
ひるんじゃうこともあったんですけど、それはそれ。


子どもの瞳をまっすぐうけとめたいな、って思う小説でした。


※この小説にでてくるお父さんとお母さんの夫婦仲がすっごい素敵です。
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★読み進め安さ      ☆☆☆☆
★男性へのオススメ度  ☆☆☆
★女性へのオススメ度  ☆☆☆☆☆

◆できればこんな方に読んでほしい

  ・幼稚園から小学生くらいのお子さんをお持ちの方
  ・サーカスにいったことのある方で、動物園も大好きな方
  ・「私地面と平行になるくらいまでブランコこげます!」という素敵な方

 『ぶらんこ乗り 』 著者:いしいしんじ(新潮文庫)
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<以下アマゾンより引用>
内容(「BOOK」データベースより)
ぶらんこが上手で、指を鳴らすのが得意な男の子。声を失い、でも動物と話ができる、つくり話の天才。もういない、わたしの弟。―天使みたいだった少年が、この世につかまろうと必死でのばしていた小さな手。残された古いノートには、痛いほどの真実が記されていた。ある雪の日、わたしの耳に、懐かしい音が響いて…。物語作家いしいしんじの誕生を告げる奇跡的に愛おしい第一長篇。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
いしい しんじ
1966(昭和41)年大阪生れ。京都大学文学部仏文学科卒。2000(平成12)年、初の長篇小説『ぶらんこ乗り』を発表。たいへんな物語作家が現われたと大きな話題に。’03年、第二長篇『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞受賞。’04年、第三長篇『プラネタリウムのふたご』が三島賞候補作に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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