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ぴこさんの小説家からの贈り物
小説好きによる、小説家のための、小説紹介ブログ

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ぴこさん

Author:ぴこさん
IT企業に勤める傍ら、もくもくと小説を読んでおります。

心が温まったり、せつなくなったり、
いとおしくなったり。

そんな心の中に春夏秋冬をくれる、
小説を一冊でも多くご紹介できれば
なぁ。と思っています。



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【 ホラー小説 】永遠に引き摺りこまれる絶望感ある小説

安倍公房 著 『砂の女』
砂の女』 著者:安倍公房 (新潮文庫)


不条理にふりかかった運命。


そこから這い出るために死力を尽くす男。


だんだんと追い詰められていく感覚


さらさらとした砂が迫りくる恐怖


這いでも這いでも出られない。


もう、どうしていいかわからない。


ただ、運命を受け入れるしかないのか。


その中でも砂はただ湿って重くのしかかる。


背中に


肩に


頭に


降りかかってくる。


ただただ、重く降りかかってくる。


読んでいるときに私にも砂が積もってくるようでした。

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★読み進め安さ       ☆☆☆
★男性へのオススメ度   ☆☆☆
★女性へのオススメ度   ☆☆☆
☆大人の人へのオススメ度☆☆☆☆☆

◆できればこんな方に読んでほしい

  ・30歳以上で私はもう大人!と思う方
  ・自分はあまり執念深くないな~と思う方
  ・部長に不条理なことを言われた新人1年目

砂の女』 著者:安倍公房 (新潮文庫)
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【 ホラー小説 】                                                             寒い中きもだめしに行くときに持っていくホッカイロのような小説

乙一 著 『暗いところで待ち合わせ』
 『暗いところで待ち合わせ』 著者:乙一 (幻冬舎文庫)


はじめに。乙一さんの小説ブログを書く時はこれだけは言っておかなければなりません。


私が乙一さんの小説の中で一番好きなのは・・・


・・・


「あとがき」 です!(笑)


これは間違いない。毎回あとがきが楽しみでしょうがありません。

もちろん実際にお会いしたことはないのですが、そのお持ちになっている言葉の
空気感が大好きです。


さてさて、あとがきのことはここいらにして、小説へ。


あとがきも好きなのですが、乙一さんの小説は
ホラーなのに、でてくるキャラクターやその物語の中に
ホタルのような温かな光があるんです。


この「暗いところで待ち合わせ」もそうなのです。


正直なところ書店で手に取ろうとしたときに、
表紙で 「この小説ぜったい怖いよ~~」と思いながら購入したのですが、
読んでみるとなんのその。


怖さよりも、断然そのやりとりの温かさに包まれてしまいました。

読んでいて小説の中にでてくるやりとり一つ一つがいとおしく感じられる。
そんなギャップのあるおもしろい小説です。

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★読み進め安さ      ☆☆☆☆☆   
★男性へのオススメ度  ☆☆☆☆
★女性へのオススメ度  ☆☆☆☆

◆できればこんな方に読んでほしい

  ・ホラー小説が怖そうで、いまだ一冊もチャレンジできずにいる方
  ・ちょっと恋愛関係がギクシャクしているかなと感じるカップルの方
  ・子どもの頃、かくれんぼでは誰にも負けない自身があった方

 『暗いところで待ち合わせ』 著者:乙一 (幻冬舎文庫)

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<下記アマゾンより引用>

出版社/著者からの内容紹介
駅のホームで起きた殺人事件が、寂しい二人を引き合わせた。犯人として追われるアキヒロは、ミチルの家へ逃げ込み、居間の隅にうずくまる。他人の気配に怯えるミチル。奇妙な同棲生活が始まった―。書き下ろし小説。

内容(「BOOK」データベースより)
視力をなくし、独り静かに暮らすミチル。職場の人間関係に悩むアキヒロ。駅のホームで起きた殺人事件が、寂しい二人を引き合わせた。犯人として追われるアキヒロは、ミチルの家へ逃げ込み、居間の隅にうずくまる。他人の気配に怯えるミチルは、身を守るため、知らない振りをしようと決める。奇妙な同棲生活が始まった―。書き下ろし小説。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
乙一
1978年福岡県生まれ。一七歳の時「夏と花火と私の死体」で第六回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞し、衝撃のデビュー。日本ホラー小説界の将来を担う書き手として、注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



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